WATCHMAKERS

菊池 悠介

東京大学建築学科卒業後、国内ソフトウェアベンダーに就職。2年弱で退職し時計を学ぶためパリへ留学。パリ時計学校卒業後、Antoine De Macedo Horlogerで時計修理の修行。帰国後はオリジナルの機械式時計を製作するため、Chronomètreを創業しオリジナルウォッチの制作をする傍ら、クロノス日本版にコンスタントフォース機構に関する記事を寄稿。時計理論サロン会員。ChronomètreはKIKUCHI NAKAGAWA創業に伴い発展的に解消。

中川 友就

刀匠での修行の後に時計師へ転向。時計専門学校卒業後、フランスでの修行を経てシチズン時計株式会社に就職。腕時計の設計、製造、調整など大規模製造業務に一通り従事。その後、東京時計精密株式会社へ転職し、独立時計師の小規模な製造現場に携わる。のちに退社、KIKUCHI NAKAGAWAを立ち上げ現在に至る。

邂逅
菊池と中川は2012年パリで知り合う。当時から互いに共鳴する時計の方向性を感じており、菊池のChronomètreでの時計製作や、中川のシチズン・東京時計精密での経験を踏まえ、金属のもつ抽象性・非現実性を、両者が持つ技術や情熱によって表現することをテーマに時計を作ろうと決意。20186月より高級機械式時計ブランドKIKUCHI NAKAGAWA共同創業。